マイホーム購入は、人生の中で最も大きな買い物です。何千万円という借入れは、多くの人にとって初めての経験でしょう。返済まで数十年かかることを考えれば、慎重になるのは当然といえます。資金面以外にも、「買った家の資産価値が落ちたらどうしよう」「もっといい物件が出てくるかも…」といった不安もあります。家族構成、年齢、収入などによっても悩みや不安はそれぞれ違ってきます。

マイホーム購入に関する「お悩み事例」をいくつか紹介しながら、お悩みポイントとその解消策について解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

「持ち家」と「賃貸」を比較すると場合、購入時に発生する諸費用などが必要な「持ち家」よりも、「賃貸」の方が初期費用少なくてすみます。しかし、50年、60年という長期間で比較すると、個々の事例によって多少違いがありますが、同じような条件、スペックの家ではそれほどトータル費用の差はそれほどありません。

「持ち家」と「賃貸」を比較したときに注目したいのは、持ち家は「資産」であるという点です。持ち家の場合、ローン返済中であっても自分の「資産」ですから、ライフスタイルに合わせてリフォームしたりタイミングを見て売却したりと自由に使うことができます。賃貸の場合、家は他人の資産ですから、住み続ける限りは家賃を払い続けなければなりません。また、リフォームしたくても大家さんの了承なしではできません。

もう1つ注目しておきたい点が、「団体信用生命保険（団信）」への加入です。住宅ローンを組むときには「団信」に加入します。団信とは、万が一契約者が事故や病気になった場合に、住宅ローン残債を生命保険から全額弁済する仕組みの保険です。

この団信に加入していれば、住宅ローンの契約者に万が一何かあったとしても、マイホームを資産として家族に残せます。

賃貸物件の場合、このような仕組みはありませんので、世帯主に万が一のことがあった場合、残された家族が家賃を支払い続けることになります。

「持ち家」と「賃貸」を比較する際はトータルコストの差ではなく、将来的に資産になるという点に注目して検討してみましょう。

高額な買い物ともいえるマイホームですから、失敗しないことはもちろん、「最高の買い物だった」と納得のいくものにしたいですよね。ただ、あまりマイホームへの期待や理想が高くなりすぎ、身動きが取れなくなる方を多くみてきました。例えば、理想的な立地を見つけても人気エリアは高額となるため、予算オーバーになりやすいものです。また、希望通りの物件が売り出されていることも滅多にありません。「マイホームにあまり完璧を求めすぎないこと」はとても重要です。

マイホーム購入を検討するときは「100%の理想通りの家には出会えないもの」ということを理解し、上手に妥協点を探しながら物件選びをすることが大切です。「ここだけは譲れない」という点をリストアップし優先順位を明確にすることで、購入後の満足度も上がるはずです。

住宅ローンの支払いの不安は、マイホームを購入するうえで避けられません。資金面での不安は、具体的な数字でシミュレーションで解消できます。 一般的な目安としては、毎月の返済額はお給料の30～35％以内で考えることをお薦めします。この範囲に返済額が収まっていれば、無理のない返済額だと判断できます。例えば世帯収入が月収40万円なら、12万～14万円以内です。

シミュレーションの際に注意すべき点として、「月々の住居費用はローンの返済額だけでないという点」です。例えばマンションの場合、ローンの返済費以外に毎月の「管理費」や「修繕積立費」、「駐車場代」などが別途必要になります。戸建てでも、将来のリフォーム費用やメンテナンス費用も考えておく必要があるでしょう。目先の住宅価格だけではなく、維持費や保険料も含めた返済計画を立てることが大切です。

もし購入後に「買い替え」を予定されている場合、マイホームの資産価値ができるだけ下落しない物件を選ぶ必要があります。

築年数が経つにつれて資産価値の低下は避けられませんが、資産価値が下がりにくいという物件は確実に存在します。

代表的なのが、駅近の分譲マンションです。駅近くの物件は、需要が安定しているため、築年数が古くても資産価値が下がりにくい傾向にあります。 特に最寄り駅から徒歩10分以内で、生活便利施設が周囲に充実している立地の住宅は、購入した額よりも高額で売却できる可能性もあります。

駅近以外にも、将来的に再開発が期待されているエリアは狙い目です。立地条件を最優先にするとマイホーム資金は高くなりますが、売却を視野に入れるなら検討してみてはいかがでしょう。

「子供の誕生」や「子供の成長」は多くの方のマイホーム購入のきっかけになっています。しかし、購入直後に「転勤辞令が出た」といった話もよく耳にします。マイホームを買った時点で転勤が決まった場合、どういった選択肢があるあるのでしょうか？

主に3つの選択肢があります。

１．単身赴任して、家族は住み続ける

２．賃貸に出して、転勤先に家族全員帯同する

３．購入した物件を売却する

1の単身赴任を選ぶ方が多いですが、2や3のパターンを想定するなら、借り手や買い手がつきやすい物件を選ぶことが重要です。その他に勤めている会社の社宅としても検討できます。3つのうちどれを想定する、あらかじめ決めておくといいでしょう。

多くのお客様にとって、一生に一度の大きなお買いものとなるお住まい購入。いざ、お住まい探しが始まると「土地の広さ」や「駅までの距離」、「ご家族のライフスタイルに合わせた間取り」等々、ご家族で様々な観点から物件をご検討いただくことと思います。

ご家族が末永く、幸せな生活を送れるお住まいが見つかるまで、是非たくさんの物件をご覧になってご納得いただけるまで比較・検討してください。 私たち、有限会社ビーグルはお客様のご希望を細かくお伺いしながら、豊富な物件情報のご提供させていただきます。

また、お客様それぞれにファイナンシャルプランナーをご用意させていただき、お客様のキャッシュフロー（ご年齢・ご収入・貯蓄・ご家族構成・現在、または将来の教育資金・ご趣味等）を分析し、最適な資金計画をご提案させていただきます。

是非ご趣味や将来のこと、ご不安なことなど何でもお聞かせください。